ル・グラン・デューク |
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原作/ヤン
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フランス発、航空戦記バンド・デシネの初邦訳! A4変判/3,080円(税込) 「ル・グラン・デューク」(原題:Le Grand Duc)は、第二次大戦の独ソ戦における航空戦をテーマとする漫画作品の邦訳版。独ソ戦の空で運命が交錯するドイツ空軍パイロットとソ連空軍の女性パイロットの戦いを描く。 本作の著者はフランス人漫画家。作品自体も「バンド・デシネ」と呼ばれるフランス式漫画の特色――フルカラーによる表現で、1コマ1コマが絵画のような技巧を凝らした作風――を備える。テーマが独ソ戦だけあって、ストーリーは骨太、さらにミリタリーファンにはおなじみの航空機が多数登場するのも見どころだ。 地獄の独ソ戦の空、両軍のパイロットが操る航空機たちの、決死の戦いが幕を開ける――! 【あらすじ】 1943年冬、地獄の東部戦線。向かうところ敵なしのルフトヴァッフェ(ドイツ空軍)は完全に制空権を握り、敗走するソ連軍に鉄と火の雨を降らせていた。圧倒的な敵の進撃を少しでも遅らせるために、ソ連空軍にできることといえば、パイロットの英雄的行為に頼るだけであった。ドイツ兵の眠りを妨げるため、低速な旧式機で決死の任務に出撃する“夜の魔女”。彼女達の決意は固く、どんな犠牲もいとわない。リリアは、そんな魔女の1人であった。リリアの前に現れたヴォルフは、ヒトラーに忠誠を誓う“鋼鉄の鷲”の一員であったが、同時に規則破りの常習犯であり、なによりも心の底からナチを嫌っていた。 |