ドイツ連邦戦車開発小史 |
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著/名城犬朗 |
レオパルト1&2&計画車両群……ケモノ耳少女が解説する戦後ドイツの戦車開発史! B5判/2,006円(税込) ドイツ連邦(西ドイツ~現ドイツ)で戦後開発された戦車を、主にイラストで紹介する解説書が登場! ドイツ連邦の戦車といえば、レオパルト1とレオパルト2。いずれも同時代において、西側戦車の中でも堅実な設計・優秀な性能を持ち、かつ標準的な戦車と見なされている。が、その開発に至るまで、西ドイツでは奇妙な戦車が多く構想されていたのだ! 本書では、レオパルト1からKPz70(独米の戦車共同開発計画)を経てレオパルト2に至るドイツ戦車の開発を追うが、その過程で構想された数々の計画車両に特に力点を置いて解説する。一見すると珍奇な外観が目を引く計画車両群だが、これは砲塔を備えた戦車の構造上の限界を超える高性能を達成するため。設計思想をよくよく見ると、時代背景に則した理由があるのだ……! 特殊すぎるメリットを追うあまり、結構なデメリットがもたらされ、不採用に終わった計画車両群。本書は歴史の流れに埋もれた、興味深い不採用戦車たちを取り上げる解説書である。
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